静岡県考古学会
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シンポジウム
2013年度シンポジウム
 「駿河における前期古墳の再検討」―高尾山古墳の評価と位置づけを目指して―

目的
 平成19年、沼津市において国内「最古級」とされる高尾山古墳(調査中は「辻畑古墳」)が調査され、大きな話題となった。平成24年3月には、関係者の努力によりその成果がいち早く公表され、改めて古墳の持つ多彩な情報とその重要さを知るところとなった。
 その間、もしくはその後、静岡県考古学会東部例会、考古学研究会、西相模考古学会などが研究会・見学会を開催し、多様な議論がなされてきた。
 しかし、駿河における前期古墳の年代的再検討は、高尾山古墳の発見を契機とするものではなく、近年の向山16号墳、神明塚古墳、神明山1号墳の調査、愛鷹山麓における集落跡の調査など、それまでの地道な地域的研究の成果である点も忘れてはならない。
それらの状況を今一度、整理することが高尾山古墳の位置づけをする際に必要なことと考えられ、今回、シンポジウムを開催することとなりました。
 
日時・会場
 平成25年11月30日(土)午前10時〜
 沼津市立図書館4階視聴覚ホール
 ※講座会議室において、駿河の前期古墳出土遺物の展示(予定)(高尾山古墳・神明塚古墳・向山16号墳・神明山1号墳・三池平古墳など)

発表者・内容
趣旨説明
基調講演
「古墳時代前期とは」和田晴吾(立命館大学特任教授)
基調発表
「駿河における前期古墳」滝沢誠(筑波大学・静岡県考古学会会員)
事例発表
「高尾山古墳をめぐるこれまでの議論」佐藤祐樹(静岡県考古学会会員)
「三島市向山16号墳の調査成果」芦川忠利(日本考古学協会会員)
研究発表
「大廓式土器からみた古墳時代前期」渡井英誉(静岡県考古学会会員)
「大廓式土器の広がり(駿河以東)」柳沼賢治(郡山市文化財調査研究センター)
「大廓式土器の広がり(駿河以西)」今井和代(静岡県考古学会会員)
「愛鷹山麓の集落」小泉祐紀(静岡県考古学会会員)
討論
 高尾山古墳の位置づけを目指して(司会:渡井英誉・佐藤祐樹)
2012年度シンポジウム 「考古学からみた静岡県の自然災害と復興」

1.期日 平成25年3月10日(日)

2.会場 浜松市地域情報センター(浜松市中区中央一丁目12-7)

3.参加費 無料

4.開催趣旨
2011年3月11日。宮城県沖を震源とする巨大地震と大津波は、私たちがこれまで経験したことのない大規模な災害を引き起こしました。報道された災害の映像は、現実の出来事とは思えないほどの衝撃的なものでした。
考古学の発掘調査では、地震・洪水・噴火といった自然災害の痕跡も発見されます。なかでも静岡県では、将来大規模な災害が想定されている東海地震の過去の痕跡などが発見されており、防災の観点からも特に注目されています。静岡県考古学会では、東日本大震災をきっかけに、このような遺跡から発見される自然災害の痕跡を集成・整理することが急務であるとの認識を持ちました。
このシンポジウムでは、これまでに県内の遺跡で発見された自然災害の痕跡について報告し、検討を行います。東日本大震災から2年を迎えるにあたり、過去の自然災害を知り、今後の防災について考える機会となれば幸いです。

5.日程
3月12日(日)9:30〜
 9:30 開場
10:00 開会
10:10 報告「火山」 佐藤祐樹・藤村翔
10:40 報告「津波」 後藤健一
11:10 講演「津波災害について」 藤原治(産業技術総合研究所)
12:10 休憩
13:00 報告「水害」 古牧直久
13:30 報告「地震と津波」 大谷宏治
14:10 講演「考古学から見た地震」 寒川旭(産業技術総合研究所)
15:20 座談会「防災活動における考古学の貢献について」

2011年度シンポジウム 「志戸呂焼を考える−古志戸呂の誕生〜その生産と流通〜」
1.期日 平成24年3月4日(日)

2.会場 金谷公民館みんくる(島田市金谷代官町3400)

3.参加費 無料 ただし資料代は別途実費(1,500円程度)がかかります。

4.問合せ 島田市教育委員会 

5.開催趣旨
静岡県内には、「遠州七窯」としてお茶(侘び茶)の世界でとてもよく知られた「志戸呂焼」と呼ばれる中世から現代まで焼き続けられている焼き物があります。
しかし、小堀遠州が本当に指導したかどうかもはっきりしません。その上、その最盛期である江戸時代の「志戸呂焼」を見ている人たちは、茶人や古美術商が中心であったため、知名度の割に「志戸呂焼」がどういう焼き物であるのかは、あまりわかっていませんでした。
考古学の世界では、古くから焼き物の研究が盛んでしたが、縄文時代から古墳時代、せいぜい古代までが研究の対象で、中世から近世の焼き物はあまり対象にされませんでした。
20年ほど前から、駿府城をはじめとした城跡や城下町の発掘調査が盛んになり、中世や近世の焼き物も研究の対象になってきました。
瀬戸・美濃、常滑、備前、唐津、肥前などの大きな産地の焼き物に混じって、「志戸呂焼」の製品も発掘調査で出土するようになりました。また、「志戸呂焼」を焼いた窯の発掘調査も行われるようになり、時代によって窯の形や焼かれる製品が変化することがわかってきました。「志戸呂焼」は、15世紀に県内に初めて導入された釉薬陶器であったのです。このように「志戸呂焼」の研究は近年大きく進みつつあります。
そこで今回、静岡県考古学会では、中部地区の研究者が中心になって地元(島田市)の「志戸呂焼」をテーマにしたシンポジウムを開催することにいたしました。特に「志戸呂焼」の始まりである『古志戸呂段階』の生産の様子と周辺への流通について明らかにしたいと考えています。そのためにには「志戸呂焼」が影響を受けた瀬戸・美濃地方の焼き物の研究成果は県外での「志戸呂焼」の出土事例も集め、検討したいと思います。
なお、皆様が期待される江戸時代最盛期の「志戸呂焼」の検討には、まだ時間が必要なため、これからの課題とさせていただきました。

6. 日程
3月4日(日)9:40〜
○ 開会挨拶 向坂鋼二(静岡県考古学会会長)
○ 第1部 生産地の再検討
・「問題提起」 溝口彰啓(静岡県埋蔵文化財センター)
・「川根沢窯・三ッ沢窯の生産体系」 萩原佳保里(島田市博物館)
・「神座窯・上志戸呂窯の生産体系」 河合修(静岡県教育委員会)

・「初山窯の生産体系」 栗原雅也(浜松市博物館)
○ 基調報告その1
・「中世陶器生産の特徴」 柴垣勇夫(静岡大学名誉教授)
○ 第2部 流通・消費地の分析
・「問題提起」 河合修
・「県中東部」の状況 山本宏司(静岡市教育委員会)
・「県西部の状況」 木村弘之(磐田市教育委員会)
・「関東地方の状況」 簗瀬祐一(千葉市立郷土博物館)
○ 基調報告その2
・「中世施釉陶器の流通と生産地間の競合」 藤澤良祐(愛知学院大学教授)
○ 討論

※終了しました。詳細は、2011年度シンポジウム「志戸呂焼を考える−古志戸呂の誕生〜その生産と流通〜」をご覧下さい。
2010年度シンポジウム 「江戸の石を切る−伊豆石丁場遺跡から見る近世社会−」

1.期日 平成23年3月5日(土)・6日(日)

2.会場 起雲閣 音楽サロン(熱海市昭和町4-2)

3.交通
JR熱海駅より徒歩20分
湯〜遊バス「起雲閣」バス停 下車 徒歩0分
熱海駅より 3番乗場 相の原団地行き「下天神町」バス停下車 徒歩0分
※シンポジウム参加者用の駐車場はございませんので、乗用車でのご来場はご遠慮ください。

4.参加費 無料 ただし資料代は別途実費(2,500円程度)がかかります。

5.問合せ 熱海市教育委員会生涯教育課 TEL 0557−86−6572(栗木)

6.開催趣旨
日本史上最大の城郭である江戸城の石垣の大部分は、西相模から伊豆半島産の石材と考えられている。
18世紀には人口百万人を超える大都市江戸、その礎となった伊豆石丁場遺跡群は伊豆半島全体に存在する全国的にも希な遺跡群であり、そこには大規模な土木事業を支えた技術革新や、大量消費という近世社会の特徴の一端を採石遺跡である石丁場から垣間見ることができる。
近年の調査によって明らかになりつつある石丁場遺跡から近世社会の成立を考えるとともに、江戸・駿府・小田原などの都市遺跡を形成した石材消費とその生産遺跡の実態を検討することで、都市構築と伊豆石丁場遺跡群の両者を比較検討し、近世社会の成立と展開を考えたい。

7. 日程
3月5日(土)13:00〜
○ 開場・挨拶 向坂鋼二(静岡県考古学会会長)
○ 趣旨説明
○ 発表
・「伊豆半島の火山と石材」 山下浩之(神奈川県立生命の星・地球博物館)
・「中世伊豆半島の石材利用状況」 栗木崇(熱海市教育委員会)
・「熱海・伊東・東伊豆(伊豆東海岸)」 杉山宏生(伊豆市教育委員会)
・「沼津市周辺」 鈴木裕篤・原田雄紀(沼津市教育委員会)
・「下田周辺」 増山順一郎(下田市教育委員会)
・「駿府城石垣と採石場」 山本宏司(静岡市教育委員会)
3月6日(日)9:30〜
○ 発表
・「江戸城、城下の石材の利用状況」 後藤宏樹(千代田区四番町歴史民俗資料館)
・「小田原、城下の石材の利用状況」 吉田千沙子(小田原市教育委員会)
・「西相模」 三瓶裕司(財団法人かながわ考古財団)
・「伊豆の石割技法と流通・運搬」 金子浩之(伊東市教育委員会)
○ 記念講演
「江戸における伊豆石の世界」 坂誥秀一(立正大学名誉教授)
○総合討論
○紙上報告

※終了しました。詳細は、2010年度シンポジウム「江戸の石を切る−伊豆石丁場遺跡からみる近世社会−」をご覧下さい。
2009年度シンポジウム 「静岡県における戦国山城」

1.日時 平成22年2月13日(土)・14日(日)

2.会場 掛川市美感ホール 掛川市亀の甲1丁目13番7号

3.主催 静岡県考古学会・シンポジウム2009実行

4.後援 織豊期城郭研究会

5.開催趣旨
静岡県における考古学的城郭研究は、笹岡城を嚆矢とし、現在までに40件を数えるまでになった。
発掘調査によって城郭の変遷過程が確認できる調査事例も増加しており、特に、県西部、高天神城・諏訪原城の調査では、城郭構造を知る上で目覚ましい成果を上げている。東部においても古くは山中城、近年においては興国寺城・長浜城など、これら城郭の広範囲な調査によって徳川・武田・後北条氏の城郭構造の詳細が判明しつつある。
静岡県は、徳川・武田・後北条・今川氏の有力戦国大名が覇権を争った地であり、戦国大名による城郭構造の差異、いわゆる徳川系、武田系といった城郭の系譜論の問題や、戦国大名による改修の相違の問題等を視野に入れながら戦国大名の山城の構造と変遷過程を考えてみたい。

6.日程
2月13日(土)
○ 受付 12:30〜13:00
○ 開催あいさつ 13:00〜13:05
○ 問題提起 13:05〜13:20
○ 講演 13:20〜14:40
 ・「静岡県における戦国山城」    小和田哲男 (静岡大学名誉教授)
○ 休憩 14:40〜14:50
○ 事例報告
 ・「諏訪原城」    萩原佳保理 (島田市博物館) 14:50〜15:10
 ・「高根城」    加藤理文 (織豊期城郭研究会) 15:10〜15:30
 ・「庵原城」    河合修 (静岡県教育委員会) 15:30〜15:50
 ・「興国寺城・長浜城」    山本惠一 (沼津市教育委員会) 15:50〜16:20
 ・「山中城」    鈴木敏中 (三島市教育委員会) 16:20〜16:40
2月14日(日)
○ 受付 12:30〜13:00
○ 事例報告
  ・「高天神城」  戸塚和美 (掛川市教育委員会) 9:15〜9:45
○ 個別論
  ・「戦国期前半までの山城遺構」  溝口彰啓 (静岡県埋蔵文化財調査研究所) 9:45〜10:15
○ 休憩 10:15〜10:30
○ 個別論
  ・「遺物から見た城郭の変遷」  松井一明 (袋井市教育委員会) 10:30〜11:00
  ・「戦国期後半の城郭遺構」  戸塚和美 11:00〜11:30
  ・「山城の再利用(補修と改修)」  加藤理文 11:30〜12:00
○ 休憩 12:00〜13:00
○ 基調講演 13:00〜14:20
  ・「西国における山城の変遷」   中井均(織豊期城郭研究会・
  NPO法人城郭遺産を生かしたまちづくり協議会理事長)
○ シンポジウム 14:30〜16:15
○ 閉会のあいさつ 16:15〜16:30

※終了しました。詳細は、2009年度シンポジウム資料集「静岡県における戦国山城」をご覧下さい。

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